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3)計測?について

?動揺・人体反応計測スケジュール

 

―往航―
平成8年3月9日(水) 東京(22:30)竹芝 アンケート配布(一般乗客)
     10日(木)     ↓ 動揺、生理機能計測(被験者:NC)
三宅島(5:10) アンケート配布/回収(一般乗客)
   ↓5:30発 動揺、生理機能計測(被験者:ND)
八丈島(9:00) アンケート回収(一般乗客)
―復航―
平成8年3月11日(月) 八丈島(10:10) アンケート配布(一般乗客)
   ↓ 動揺、生理機能計測(被験者:NE)
三宅島(13:45) アンケート配布/回収(一般乗客)
   ↓14:10発 動揺、生理機能計測(被験者:NF)
東京(20:00) アンケート回収(一般乗客)
*人体反応(生理反応)計測時間は2時間〜2時間30分とした。

?航路状況等

実験船「B丸」は、東京(竹芝桟橋)を22時30分出航、途中三宅島に寄港し、翌朝9時八丈島(底土港)に入港した。乗客は、釣り客、一般の観光客、島民が主である。11日の八丈島〜三宅島間は、中高年者の団体客の乗船があった。

実験当日の航路状況は比較的穏やかであったが、本船は客室等の騒音(低周波音を含む騒音)が比較的大きく気になった点である。

人体反応の計測室は、4人部屋で設備として2段ベット、ソファー、テーブル、テレビが備え付けられていた。被験者にはテレビを見ること以外はリラックスした(基本姿勢はソファーを用いた座位)で過ごすよう指示した。また、生理反応計測中の被験者の状態を、常時ビデオカメラで収録し、生理反応解析の参考に資することとした。

往航東京−三宅島間の被験者と、復航三宅島一・東京間の被験者に船酔の症状が見られ嘔吐に至っている。

総じて、計測室の室温が高く(28〜29.5℃)船酔の一要因となったと思われる。

一般乗客に対する乗り心地のアンケート調査は、乗船前後の直感的印象を調査する形式で所定のフォーマットにより行った。アンケート調査の主旨については、船内アナウンスによる説明と協力を願った。

 

 

 

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